熱戦が続く北京オリンピックのカーリング競技で、ストーン(石)が正しく投げられたかどうかを判定するセンサーがたびたび反応しないトラブルが起きている。大きな国際大会でこうしたシーンが頻発するのは珍しいという。(読売新聞オンライン) 【写真】ストーンの重さは20キロ…なめらかに滑るには理由がある
カーリングのルールでは、投球する選手は自分に近い側のホッグライン(足をかけるけり台から約10メートル)にストーンが達する前に、ハンドルから手を放さなければいけない。
ハンドルの両脇には緑色の小さなランプが点灯していて、ストーンがホッグラインを通過しても手が離れていないと、内部に組み込まれたセンサーがライン部分の氷に埋め込まれた機器と反応して、ランプが赤色に変わり、違反を知らせる仕組みになっている。もし違反があればそのストーンは無効になる。
ショットをする前の選手が、ストーンを縦にして裏面をこすって掃除しているが、国際大会経験者によると「ストーンを立てるとセンサーがセットされる。もしランプが点灯しない状態で投げてしまうと、きちんとセットしていなかったとみなされ、石が無効になることもある」という。投げる前にランプが点灯していない時には審判に伝える。それでもランプがつかない場合には、ショットを目視で確認してもらうことになるという。
12日の女子1次リーグ、ROC(ロシア五輪委員会)戦で、投球しようとした日本の選手が審判を探す場面があった。同じようなシーンはそれ以前の試合、そして他国の試合でもたびたび見られた。
花こう岩でできているストーンは一見、素朴な外見だが、最近ではその中にハイテク技術も詰め込まれている。それだけに、機器の不具合があれば、高い集中力で試合を行っている選手にとって、ここ一番での大事なショットのリズムを乱されることにもなりかねない。先の関係者によると、オリンピックのような世界大会で、ストーンのセンサーのトラブルがこれだけ多く見られることは珍しいという。
Yahoo!Japanニュース: https://news.yahoo.co.jp/articles/1afc78d51c5fee025bc9da8bf38cfcd7364926bd