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最新ニュース 経済 7月 10, 2026 読了 2分

ネギは白?青?東西で違う消費傾向

6/29(月) 8:40配信ネギの消費傾向は東西で異なっている ネギと聞いて思い浮かぶのは白ネギか、青ネギか──。野菜担当になりこの問題に直面した。東北出身の記者は白ネギを思い浮かべるが、関西では青ネギが主流らしい。これまで担当してきた花でも、長い丈の菊を好む地域があった。地域により、消費者ニーズが異なるのはなぜかを探ってみた。 ▶動画 ネギ畑の戦争遺構 ネギは、国が指定する重要な野菜「指定野菜」の一つ。農水省園芸作物課は「指定野菜のネギには白ネギも青ネギも含まれる。小ネギも対象だ」という。  東西市場で青ネギの入荷量は異なる。日本農業新聞が集計する各地区大手7卸の取引量で見ると、25年の大阪の青ネギの取引量は、東京の3倍だった。  なぜ東西で流通するネギの種類が分かれているのか。ネギ栽培に詳しい高崎健康福祉大学農学部の山崎篤教授は、歴史的に栽培適温の違いが大きいとし、「東日本で代表的な軟白部分を食べる白ネギは寒さに強く、西日本で主流の葉を食べる青ネギは温暖な気候が栽培に適していた」と説明する。  諸説あるが中国大陸から伝わったネギは、栽培に適した地域で広がったことで、食文化にも反映されて地域差が生まれたという。しかし、「白ネギと青ネギの中間型の品種が尾張地方にあるが、境界ははっきりしていない」(山崎教授)。 菊の取材で地域別の相場の違いについて花き卸に尋ねたとき、「仙台で取引される菊は長い(から高い)」と耳にした。  宮城県の花き卸、石巻花卉(かき)園芸の立花善孝社長に聞くと「太平洋沿岸部には漁師が多く、先祖を大切にする文化がある。仏壇も大きく、それに合わせて供えの花も丈の長いものが好まれる」と教えてくれた。量販店で販売する加工束も関東などでは約60センチだが、宮城県中心に太平洋沿岸部は約70センチと他地域より長いという。  また、葬儀でのニーズの違いを指摘する声もあった。仙台市で生花を扱う、とうほくフラワーサポートの西城健二社長は「特に青森県や岩手の県北では、葬儀に手向けるスタンドフラワーを大きく飾る文化があり、長い丈の菊に需要がある」とし、青森県などへ転送しているという。  同県弘前市の生花店、オザキ・フローリストによると、青森県には故人を偲び、豪華な花で送る文化があるとし、「東京の人が見ると開店祝いと言われることもある」(尾崎和彦代表)。定番の白だけでなく、さまざまな色の花を使い、スタンド花でより大きく見せるために80~90センチの長い規格を使うという。  栽培適地の違いや地域に根差した文化によって、消費ニーズには地域差が生じていた。 (菅原裕美)

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