
新型コロナウイルスのワクチン3回目接種について、「おおむね完了した」という高齢者施設は2月上旬時点で約4割にとどまることが明らかになった。全国老人福祉施設協議会など介護関係の3団体が10日、調査結果を公表した。団体側は接種の加速に向け、6カ月の間隔をさらに短縮するよう求めている。 【写真】会見する全国老人保健施設協会の東憲太郎会長=2022年2月10日午前11時4分、東京・霞が関の厚生労働省、石川友恵撮影 調査したのは、全国老人福祉施設協議会、全国老人保健施設協会、日本認知症グループホーム協会の3団体。期間は今月3~9日で、5829施設から回答を得た。結果によると、入所者と職員の接種が「おおむね完了した」という施設は40・8%。「調整はしているが入所者と職員の接種が完了していない」という施設は42・2%、「接種に向けた調整を開始していない」が1・3%だった。特別養護老人ホームやグループホームでは、50%近くが完了していなかった。 接種が進まない理由(回答数3140、複数回答)をみると、「追加接種のワクチンが今後届くため」が27・1%と最も多かった。「接種券がそろってから対応しようと考えていた」が24・4%と続き、「2回目接種から6カ月経過していない」も16・3%あった。 厚生労働省が9日に公表した高齢者福祉施設のクラスター(感染者集団)件数は2814件(前週から316件増)で、増加幅は企業や飲食店より多い。
朝日新聞社
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