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最新ニュース 地域 6月 28, 2026 読了 3分

5歳不明1週間 母「後悔やまない」

Yahoo!Japanニュース

6/28(日) 14:15配信天降川の河口付近で捜索に当たる警察官=27日午前、霧島市隼人町住吉 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川の温泉施設「かれい川の湯」で21日午後から田中嶺臣(れお)ちゃん(5)=熊本県八代市=が行方不明となり、28日で1週間がたつ。これまで警察・消防で延べ約500人が近くの天降川を中心に捜索。27日までに有力な手がかりは見つかっていない。「一瞬でも目を離した後悔がやまない」。両親は自宅から現場に毎日通い、発見を祈る。 【写真】施設近くを流れる天降川。続いた雨で流れが速くなっている=27日午後3時55分、霧島市隼人町嘉例川 「ここまで捜して見つからないものですか」。27日午後、母親は涙ぐみながら話した。この日は朝7時に現場に着き、夫と手分けして川沿いの約10キロを歩いたり、車で回ったりした。連日、住民に話を聞き、山にも入って捜し続ける。  両親によると、嶺臣ちゃんは21日午後3時すぎ、家族湯(貸し切り湯)の内湯に「もう少し入りたい」と最後まで残った。弟(2)と両親がドアを隔てた脱衣所に戻り、3分ほど目を離した間にいなくなった。  内湯の窓のすぐ下にエアコンの室外機があり、外に出られる。川までは、植え込みがある幅5メートルの緑地を抜け、高さ約1.2メートルの擁壁、高さ約3.5メートルの護岸を下りる構造。ただ、擁壁の一部には構造物がある。当日は雨で増水し、水面も近かったとみられる。  両親は数日前に改めて現場を確認。利用した部屋は構造物がある場所だった。母親は「川までの足場が多く、行こうと思えば行きやすかったかも」と案じる。 川の流れは速く、河原などの捜索は警察や消防に任せるしかないが、静観はできない。「一瞬でも目を離した後悔がやまない。今はできることをするしかない」。母親は不安そうな表情で川を見つめた。 ■大雨で増水、険しい地形  田中嶺臣(れお)ちゃん(5)が転落した恐れがあるとみて捜索が続く天降川は普段穏やかな流れで、アユ釣りの名所としても知られる。この1週間は断続的な大雨で増水。険しい地形で急流となる所も多く、捜索は難航している。  温泉施設近くで30年前から山野草店を営む中田道弘さん(70)は「雨が続くと、普段は見える中州の大岩も全て水で隠れる。水位は3メートルほど上がり、行方不明当日もかなり上がっていた」と話す。  本来なら解禁直後のアユ釣りでにぎわう時季だが、人は少ない。霧島天降川漁協の元組合長、中村博文さん(72)によると、施設付近の水深は大人のひざ下くらいで流れも穏やか。だが、雨が降ると一変。すぐ下流には急に深くなる所があるほか、ゴツゴツとした岩盤の川底が数キロほど続く。施設近くで滝のように流れる川を見ながら、「この状況で捜索するのは厳しいだろう」と話した。 行方不明直後は、警察、消防合わせ約120人態勢だったが、27日は約40人に縮小。ある消防隊員は「見た目以上に流れが強い。(規模縮小は)日常の救急現場も考えた苦渋の判断。ただただ、もどかしい」と悔しさをにじませた。南日本新聞 | 鹿児島

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