
6/25(木) 4:55配信山口地検岩国支部の看板=山口県岩国市で2026年6月23日午後1時31分、志村一也撮影 山口地検岩国支部が今年1月、検察審査会の審査員の氏名を外部に流出させていたことが関係者への取材で判明した。本来は誰が審査員を務めたかは秘密事項だが、地検支部は岩国検察審の審査員11人の氏名を秘匿処理せずに関係書類を外部に送付していた。法務・検察当局は文書を回収しておらず、流出の被害回復を放置した状態となっている。 【写真で見る】検察審査員の氏名が書かれた書類 毎日新聞は情報の流出先を取材し、問題となっている文書の写しを確認。実際に審査員11人がフルネームで記されていた。1948年の制度開始以降、審査員の個人情報の集団流出が明らかになるのは初めて。制度の信頼に関わる事態だが、法務・検察は不祥事として公表していない。 検察審は選挙権がある18歳以上の一般市民から、くじで選ばれた11人で構成され、不起訴処分の妥当性を審査する。起訴相当、不起訴不当、不起訴相当のいずれかを議決し要旨は庁舎の掲示板に張り出されるが、審査員の氏名は記載されない。不起訴を相当としても、覆す方向の判断をしても、加害者または被害者から逆恨みされる恐れがあり、個人情報の秘匿は制度の大原則とされる。 山口地検幹部は「プライバシーに関わることがあり、お答えできない」としている。 検察審査会法は検察審査員が評議の秘密や、職務上知り得た秘密を漏らした時は6月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金を科すと定めるが、審査員の個人情報の流出を想定した罰則規定はない。【志村一也、金将来】Yahoo!Japanニュース: https://news.yahoo.co.jp/pickup/6585542